どうも、ブログ更新担当のTです!
今回は今までと少し視点を変えた記事を書かせていただきます!
タイトルの通り『自動運転の発展でタクシードライバーという職業は今後どうなるのか?』という点です。
今回の記事は書籍や論文、ニュースの記事を元に校正させていただこうと思いますのでどうぞ楽しんでください!
目次
AIの発展によって世の中の大半の仕事はなくなる
さて、数年前にオックスフォード大学の教授が発表した論文が世間を騒がせました。その内容が『10年後になくなる職業』という物でした。
雇用の未来 [THE FUTURE OF EMPLOYMENT]
https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
内容的にはAIの発達によって現在ある職業の中で、数百という数の職業がAIなどによって代替えされるという内容だったのです。
そして、その職業の中には銀行員やデータ入力作業員などの職業があり、タクシードライバーもその中に入っておりました・・・
この予測が正しければ後5年ほどでタクシードライバーはAIに代替えされてしまうという事になってしまいます。
『じゃぁ今からタクシードライバーに転職なんて無謀なんじゃないの?』と思われた方、少しお待ちください。
確かに論文上ではタクシードライバーの将来性はあまりよくありませんでしたが、実際はいかがでしょうか?
いまだに自動運転は6段階(レベル0~レベル5まで)中の日本では3段階までしか実用化されておらず、法律もまだ追いついておりません、また大手タクシー会社の方との話をした中では10年間はタクシーとしての自動運転は実用化されないだろうとの見方もあり、大手の銀行など、ひと昔前は『この会社に入社してしまえば将来は安泰』といわれていた企業の数々が『黒字リストラ』を行うというニュースになっていたり、日本を誇る自動車メーカーであるトヨタ社の『終身雇用難しい』発言などを目にしてみると、タクシードライバーの将来性は他の既存の職種の中でも悪くないと思えませんか?
特にAIには得意不得意の分野があり、タクシー業務というのは実はAIの不得意の分野が多く存在するのです!
AIではタクシー業務のすべては代替えできない
本サイトの『タクシー乗務員の仕事とは?』でも書かせていただいておりますが
『タクシードライバーはただ目的地にお送りするだけではありません、「笑顔で気持ちの良い挨拶」・「乗り降りのサポート」・「荷物運びのお手伝い」・など、お客様を目的地までお送りするまでに居心地の良い時間を過ごしていただけるサービスを提供するお仕事です。』
この言葉通り、タクシードライバーという仕事はお客様を目的地に輸送するだけのお仕事ではございません。
近い将来、AIを搭載した自動運転車が販売されることは間違いないでしょう、ただAIは人間のように感情を読み解くことはできません(表情や声の変化を読み取りパラメーターを調整することである程度は可能ですが・・・)
また、お年寄りや体が不自由な方のお荷物を持つなどは未だ不特定の条件が重なるような行為はAIやロボットでの実現はなかなかハードルが高いようです。
その為、この『AIでは完全には達成できない』が『タクシードライバーが代替えの効かない職種』につながるというわけです。
タクシーを移動だけの手段として考えるのであれば、確かに自動運転レベル5の車が完成されればタクシードライバーという職業はなくなってしまうかもしれません、ですが、タクシードライバーは目的地への輸送以外にもたくさんの仕事があります。
それらの仕事のすべてがAIやロボットで代替えが効くようになるのは、まだまだ目処が立っていないようです。
もちろん、この予測は外れてしまい、もっと早く自動運転が実用化されてしまうかもしれません、ですが既存の技術で代替えが聞いてしまう職種よりは長く働くことが可能であるのは間違いありません。
終身雇用という文化が崩壊した今、長く働くことができる職種に付いて次の自分へのステップアップとしての時間を確保する為にもタクシードライバーという職業も悪くはないと私は思っております。ちなみに千葉構内タクシーの有給消化率は90%以上です(PR)
参考資料
雇用の未来 [THE FUTURE OF EMPLOYMENT]
https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
人手不足だからリストラ・ブーム。前年の3倍、1万人超。背景にミスマッチ人材不足
https://www.excite.co.jp/news/article/Economic_88041/
「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/051400346/
AI vs.教科書が読めない子どもたち
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